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れもはRO戦記
ラグナロクオンラインに特化した、きまぐれ日記や戦記。 個人でのHiwizに関する見解を書き連ねています。
対人戦を愛する全ての人たちへ。最終回
MMOで対人戦をしていく上での私なりのアドバイスを第1回から3回連続して書いてきました。

第1回:対人戦を集団の中でやっていく上で、自分の内面にある問題(心の問題)
第2回:広くMMOで自分に合った対人戦環境を見つける為の軽い用語紹介
第3回:対人戦集団を立ち上げる為のガイドライン
最終回:マスターの資質と対人戦集団の運営方法アドバイス

くどいですが、これは私の経験から書いている事ですので、全てに当てはまりません。
対人戦をしていく上で、行き詰ったときなどの処方箋の一種として自ら判断し、ご利用ください。
そして、興味ない方はご遠慮くださいませ
少しでも魅力を感じて頂けたなら、感想や質問など歓迎します。
公開できるような内容の質問の回答は公開し、真剣なギルド作りのお悩みはメッセなど利用してお話しましょう。

上記の通り、「実戦での心構え」→「素早く慣れる為の用語」→「ギルドの人材集め」とここまで来ました。
今回は、ある程度ギルドメンバーが集まっている事を前提として、どのようにギルドを運営していくかをお話します。

とりあえず、まず「ギルド」「血盟」「クラン」をまとめるであろう存在の「マスター」の資質について。

マスターの資質と心がけたい事項
1、マスターは内部メンバーをまとめる存在であり、常にメンバーの信頼を得ていなければなりません。
→一にも二にも「信頼」です。
以下全ての項目はこの「信頼」を如何にして得るかです
前から何度も繰り返している通り、マスターが信頼されていないギルドはギルド足り得ません。
常に内部分裂の危険性を孕み、ギルドとして最終段階の位置にあります。
何らかの方法でギルドの意思を統一し軌道修正させるか、もしくは自らのマスター引退を決意するのがギルドを想う最後の役割となります。

2、マスターは内部の具体的な意見や一人一人の感情をもできるだけ素早く把握し、時にはwisや外部の連絡方法などでの相談を親身になって受けなければなりません
→内部を解決できなければ、対人戦など有り得ません。
人は色々です。感情を口にできる人もいれば、できない人もいます
感情を読み取れないと、「信頼」が徐々に落ちていくことになるかもしれません。

3、マスターはメンバーがギルド規約を破った時や暴言、狩りでの苦情などの報告があった時、メンバーを頭から否定してはいけません。
→その時の状況などを落ち着いて複数の人から聞き、明らかにメンバーに非があったとしても、罰するより悟らせる方法をとります。
違反したメンバーの性格にも合わせて、時に穏やかに、時にノリノリに・・・ 要は次がなくなる事に期待します。
迷惑をかけた当事者には必ず連絡をとり謝罪します。
どっちもどっちでも一応謝罪します。
謝罪したことはメンバーに知らせてはなりません

4、マスターはメンバーの「プライド」を常に意識し、軽率に命令口調や非難をしてはいけません。→メンバーはそれぞれ「プライド」をもっている「人」ですので、その領域を侵してはなりません
それぞれの「性格」「強み」「最近の話題」などを把握し、個人を盛り立てる方向で考えていきます。

5、マスターはメンバーを駒と考えてはいけません。実戦は常に全体を見ないといけませんが、運営においては個人を大切にします。
→一人一人の話をじっくりと聞く能力を持ちましょう。

6、怒れるマスターに誰もついては来てくれません。ギルチャ、クラチャではキレないように。。
→時と場合に拠ります。ワザとメンバーを奮い立たせたい時、士気を上げたいときに用法容量を守ってキレましょう(w

7、マスターはギルド内に相方を作ってはいけません。できればギルド外の相方も控えましょう。
→この辺りは対人戦に対するかなりのコダワリがないと辛いかもしれませんが、ギルド内外特定の人と親密になると、マスターとしてギルドの信頼を得ていればいるほど、メンバーの嫉妬心が高まります
嫉妬は「不満」を溜めることになるでしょうし、「信頼」を落とすことになるでしょう。
特定の人と親密になっていても嫉妬されないマスターもどうかと思いますが。
とにかく、マスターは平等に接しなければいけません

8、マスターはいざ実戦の時、ある程度のカリスマを持つことができればベストです。
→こればかりは自分の努力で如何ともし難い面がありますが、なるべく街やフィールドでオープンチャットでの迷惑がかかるような発言を控え、狩りも綺麗な狩り方を心がけましょう。
同盟を増やす事にも有利ですし、同盟外協力も増えます。

9、自らはメンバーに弱音を吐かない
→頼れるマスターとしてメンバーから信頼を受けるには、マスターは常に強くあることです。
Lvが上がらない、お金が溜まらない、装備が揃わない、対人関係がうまくいかないなど愚痴ってはいけません。
頑張っていればそのうちメンバーの中にも進んで相談に乗ってくれる人物が現れます。
その時まで我慢しましょう。

10、敗戦時のフォローができる
勝敗は兵家の常です。勝つときもあれば負けるときもあるかもしれません。
マスターとしての技量が問われるのはある意味「勝つための計略」よりむしろ「敗戦時のメンバーへのフォロー」です。
フォローがうまくできない、或いはマスター自らが敗戦でやる気をなくすようでは、マスター足り得ません

11、自己犠牲の精神を持つ
→常に、自分<メンバー です。
自己中心的なマスターはマスター足り得ません
マスターは責任上は「上」の立場にいますが、内部では「下」の立場にあることを自分自身で位置づけます。

12、最後に以上11項目全て努力した上で、実戦時初めて「指示」を出し、メンバーが期待以上の働きを見せてくれることが最後の資質になります。

ギルドの運営は、この上に挙げたメンバーとマスターの「信頼」という絆が保たれている事を前提として展開されていきます。

ギルドハント(クラハン)
目安として一週間に一度全体で集合し、軽い挨拶とチャットの後出発できればいいかと思います。
さらに、できれば毎日ギルド内で狩りを告知し育成に難点のある戦争用キャラをみんなで育成していくようにします
マスターは毎回参加はしなくていいですが、代わりの内政担当の世話係を一名決めておくのもいいです。
私の場合は、血盟に一名、全員からの信頼の厚い世話係がいたので、クラハンはその方に一任してました。
その方のおかげで狩りに対する不満はほとんどなかったように思います。
ただし、マスターはその世話係さんを放置せず常に意識してあげなくてはなりません。
ギルドハントは強制参加などのルールを設定してはいけません。
協力的だが、常に自由度の高い空気をギルドに持たせておきましょう。
狩り場はマンネリにならないように、色々変化させてみましょう。
ただし、全体ギルドハントともなれば大人数になるので、できれば過疎地がベストです。
特に横殴りに注意させます

意思統一会議
会議を適宜開催します。
定期的な会議を開催してもいいですが、マスターが主権の場合は意思統一会議を予め各ギルドメンバーに通達し、決まったこと、決まりそうなことを報告します。
会議はマスター主権の場合、ギルチャやクラチャで十分です。
自由会議ですね。普段から信頼を得るためにメンバーとの交流目的も兼ねて意見を聞き、まとめておきます。
時にはwisを用いて意思や感想を確認します。
「信頼」を得ており尚且つ目指すものが決まっていれば、反対する者はそうはいません。
大量の反対意見がでる時はあなたの意思が定まっていないか、信頼されていない証拠です。
案を練り直しましょう。
告知は掲示板を用います。
最低でも2日に1回はチェックを義務付けておきます。
そこで意見を収集するのもいいでしょう。

運営の概念
ちょっぴり倫理のお時間がやってまいりました。
これまで書いてきた運営の基本的概念を言いますと、

まず「信頼」の上に「協力」が成り立ち、ギルドハントにより「交流」ができます。
そして、資質に書いた個人へのケアによって「交流」も「協力的な交流」にだんだんと変わってきます。
マスターとメンバー、メンバーとメンバーに相互協力的関係を築く事ができれば、ギルドに加入した時のギルド方針に沿って、自らが率先して仲間の為に何かをしようという気持ちが生まれます。
メンバーの意思ベクトルが統一できれば、マスターの指示がなくとも自然とギルドは活発になっていきます。

究極的には、ギルドはマスターの直接の指示なくとも方針に沿って成長する。
マスターはその土台を築くことにだけ集中していればいいのです


それぞれが、他人を楽しませることを自らの楽しみとするならば、私の理想とする最高の対人戦集団が生まれます。


ギルドバランス
後は、ちょっとした裏話をしますと、
対人戦で強くなるには、廃人を集めればいいとお考えの人もいらっしゃるかと思いますが、
実際、ギルメンの殆どを社会人の方で埋めたほうがいい場合もあります。
正直、初期は廃人とのレベリングスピードで絶対的な差はつくでしょうが、ゲームの中盤になるとNEXT経験値の問題とチームのまとまりなどで差は言うほどなくなってきます。
それに、戦争が実装される時期も普通のMMOだと中盤あたりからが相場です。
社会人の方は、大体良識をお持ちですし、協力という言葉も知っています(と思います
運営する側として非常にやり易いのです。
かといって学生はダメとか言ってないですが、傾向的にですね。
あくまでも裏話

ギルドメンバーの募集をかけていますと、同じ職業がずらっと集まる場合があります。
その場合はつらいですが、まず一人一人と面接して、今現在のギルドバランスも考えた上、丁寧にお断りします。
対人戦集団ですがら、バランスは大切なのです。
ただ、非常にやる気のある方はもったいないので入れましょう(w
後々、1人が1つの職をずっとやり続けていくわけではないでしょうから、それぞれがバランスを考えて職を変えてくれるはずです。
ここでも「信頼」「協力」が根付いているギルドは強みがあります。

同盟
対人戦集団として、血盟戦や、PT戦を行っていくだけなら同盟の事は考慮しなくてもいいですが、本格的に戦争に参加することになれば、同盟が必要になってくると思います。
同盟はシステム上の同盟というのではなく、ここでも「信頼関係」を築くことが必要になってきます。
メンバー同士の交流は合同イベントや合同ハントで、マスターとマスターは何気ない世間話でもして親密になっていくのがベストです。
まぁできれば、マスター同士はボイスチャットあたりできるくらいになれば言うことないですが。
ROではシステムに「同盟チャット」が存在しません。
しかし、同盟チャットは戦争を実装しているMMOに存在することがあります。
リネ2には存在します。
それを利用して同盟メンバー全員に指示を通達するわけですが、ここでも、信頼関係を築けていないと指示が浸透しません。
私が重要視するのは「実力」や「技術」ではなく「士気」なのです。
どうでもいいような総指揮の指示なんて真剣に聞く気にもならないでしょう
敗戦する原因の多くはココにあると思います。
ROでもリネ2でもですね。
同盟メンバーとの交流は疎かにせず、できれば一人一人狩りや会話する機会を設けて仲良くなっていきましょう
怠れば、それだけ戦力を欠く事になります。
私は、一人一人と会話し、狩りに誘ったりしてました。

内部を治めた上で初めて外交ができる。

内部が安定していない内は同盟とか考えなくていいです。


一通り概略を述べました。
実際の運営はもっと細かく厳しいですが、挑戦しようと思う方はMMOをよく選び頑張ってください。
問題があれば、対処方法をお答えできると思いますが、ギルドの内部問題なんて一朝一夕で対処できるほど甘くはございません
一度マスターとメンバー、或いはメンバーとメンバーの信頼関係が崩れていないか、そしてその原因は何かを見つめることから始めたほうがいいと思います。
時には自分のプレイスタイルを変える事も必要だと思います。
貴方がマスターでありたいならその辺は、分かっていると思います。
しかし貴方がメンバーであるなら、その問題とギルドの目指す目標と自分のやりたい事をよく比べて、道を選択しましょう。
ギルド脱退という選択肢も間違いじゃないと思います。
その前にマスターとよく相談してから決めましょう。
マスターがなんとかしてくれるかもしれませんよ。
逆にマスターとしては、当たり前ですがギルドから一名も脱退者を出さないのがベストです。
引退やその他やむをえない事情があるなら話は別ですが。
自分のギルドに魅力を感じてもらえるようにがんばりましょう。
他のギルドから移りたいと言って貰えるようになれば、努力が報われた気がすると思います。

以上かなりの量になりましたが、ご静聴ありがとうございました。
読んだからといって、リアルの知識にすることはできませんが(w
そして、基本的にリネ2での経験なのでRO主体ではございませぬ。
明日からは、またROの話題に戻ると思います。

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コメント
この記事へのコメント
参考になりました。
はじめまして こんいちは

長文記述お疲れ様でした。

私は、ROのロキ鯖にて、対人戦ギルドを探しており
こちらの記述、いろいろと参考になりましたので
ひとことお礼のコメントを書き込ませていただきました。

私は、今後もチャットギルドにも所属しますが
新たな楽しみとして、対人戦闘に参戦する際の
自分にあったギルド選びの際に、戦績や人数・質だけでなく、
信頼関係(雰囲気)についてもどのような点について
確認のポイントを定める参考となりました。

ますますのサイトのご発展をお祈り致します。
2006/03/16(木) 14:31:25 | URL | aoi #.TAueQiA[ 編集]
はじめまして。

前々から読ませていただいておりましたが
最後の記事について大変共感を覚えたので書き込みさせていただきます。

ギルドも割と大きくなり周囲からの評価も上がっていますが最近自G内への配慮がやや欠けていたかなと気づかせてくれるような記事でした。
現状に満足して油断することなく、この記事を心に留めてこれからも進んでいこうと思います。

今後アナタのご健勝をお祈り申し上げます。
2006/09/21(木) 10:25:24 | URL | 某超過疎鯖のマスター #IqfWg57.[ 編集]
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